地産地消レポート 地元、食べてます記事一覧

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宮崎県高千穂町岩戸「五ケ村村おこしグループ」

地鶏うどんに地鶏そば、1個70円の温泉団子、平均年齢70歳

山里のふだんの食事がむらと神楽と棚田をまもった

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問い合わせ先
天岩戸温泉茶屋
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸五八番地
電話 098-276-1213


現代農業2004年8月号増刊
「おとなのための食育入門」より

田舎の本屋さんで購入する
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溜池跡を1000年の森へ

 大正10年に建設され、五ケ村の人びとに「失敗の思い出」として残る溜池の跡地に、今年、ヤマザクラが咲いた。五ヶ瀬川流域の人びと一七名でつくる「わくすず千年樹の会」(わくすず:湧き水)の声かけで、2年前、町の内外の有志200名がヤマザクラとケヤキを植林したのだ。

 千年樹の会の世話人でもある佐藤光さんが、経過を説明してくれた。

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溜池跡が桜の名所になる日も近い

 「溜池の跡地は荒れ地になっていたんですが、そこにブロイラーの鶏舎ができるとか、建設業者の資材置き場になるとかいう話が出始めたんです。でもあの溜池のすぐ近くには水源がある。ことによっては、水質汚染にもつながるし、水源の森をつくるという意味でも、ぜひ植林をしたいと地権者にかけ合いました。それこそ、何回も団子を持っていって話し合いをして。その結果『地元で何かをするならば、寄付する』と言ってもらえた。そこで、小中学生にも呼びかけて木を植えたんです。その後の下草刈りも地元でしています。声をかければ、よそからも集まってくれるのだろうけど、よそ者ばかりで下草刈りをすると、地元の心が離れていく。苦労のかいあって、今年は花が咲きました。あと、5〜6年もすれば、溜池は、立派な桜の名所になってよみがえると思います」

■問い合わせ先:天岩戸温泉茶屋 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸五八番地 電話 098-276-1213

(森千鶴子 フリー記者)